パワーソースの道明です。
一番弟子の従業員のおばあちゃんが亡くなりました。
享年91歳の大往生です。ご冥福をお祈り申し上げます。
おばあちゃんのお通夜に参列するために
今日は彼の故郷である岩手県遠野市にやってきました。
18年前、彼がまだ10代の頃に初めて岩手県の遠野に行きました。
入社の面接がてら、共に働く仲間になるであろう彼の生まれ育った地を、自分の足で踏んで見たかったのです。
彼の故郷は遠野市街から10キロ余り、山深い小さな集落です。当時はとても遠く感じました。
あれから月日は流れ、再びやってきたとき、不思議とその距離は感じませんでした。
道路が整備されたせいか、おばあちゃんの導きか、はたまた自分の歩幅が広がったのかな?
などと想いを巡らせながらの日帰りの路。
新幹線とレンタカーを使って移動する事5時間。遠野に到着しました。
彼の故郷の野山は今も昔も美しかったです。そして、遠野の桜は今が満開でした。
この美しい野山のもとで生まれ育った彼が電気工事として横浜で活躍し、
さらに故郷の発展にも貢献できる人間に成長してくれたらと願います。
若い頃、日本は広いなと思いました。
しかし、今では日本各地にいる取引先様に電気を届けるために、
日本各地を回るうちにその広さを感じなくなったのだと思います。
「電気を届ける」
その責務を全うします。
彼のおばあちゃんがその決意を改めて教えてくれた晴天の春の午後でした。